長生き猫が食べているもの

テーブルの猫

 

これまで私が一緒に暮らした猫は、20年と半年生きた白黒タキシード猫、仮称「兄猫」。

13歳に少し足りなかった白キジ猫、仮称「弟猫」。

そして現役「養子猫」。

兄猫尿道結石を疑われる

兄猫は若い時から便秘がひどく、まだ1歳ちょっとだった時に、何度も猫トイレを出たり入ったりすることがあり、心配になって鬼サーチしたら、尿道結石の子はそんな行動をとるという情報がヒットしました。

おまけに尿道結石は時間をおくと手遅れになるとも書いてあり、慌てて獣医さんに駆け込みました。

スワッ大変!とばかりに、猫はあの細い尿道に管を通され尿を採取され、獣医さんからは「ほら、きらきらしてるでしょう、これが結石になる前の砂です!」と説明を受けました。

アルミトレイだから、きらきらしてるんじゃないかな、とは一瞬過ったものの、いやいや、獣医さんがそういうのだから、きっとそう、と自分を納得させ、尿道結石を予防するというフードを買って帰りました。

戻ってから、兄猫、でっかいかりんとうよりもっとすごいブツを、猫砂の上に産み落としました。

獣医さん推奨療養食

弟猫もすでにいたので、獣医さんに尿道結石用のフードはどちらが食べても構いませんか?と確認したところ、問題ないとのことだったので2匹同様に与えました。

結石予防のフードはHill'sのSDだったと記憶します。

でも、食べない。SDはなぜか、両頭から好まれない。

なんせ、カイヌシ、当時は知識がなかったので、食べないんじゃしょうがない、サイエンスならなんでも同じだろうと、スーパーマーケットに置いてあったサイエンスダイエットライト(大人の猫減量用)を買ってみました。(これを機にねこ大好きフリスキーは卒業。)

そしたら、2匹が喜んで食べた。

ああ、よかった、と思いSDは近所で猫だくさんのお宅へ譲りました。

尿道結石ではなく、実は・・・

でも、本当は・・・尿道結石だったらば、大変なことです(笑)

砂が詰まる子はフードを注意してないとすぐに詰まる。

だから、結局、兄猫は尿道結石ではなく、便秘だったのが真相(だったと思う)。

事実、兄猫はその後尿道をつまらせることもなく、時々便秘の薬を飲みながら20年の猫生を全うしました。

最晩年に長老猫が食べるのは

獣医さん推奨フードは、Hill'sかロイヤルカナンです。

歳をとって病気、例えば腎不全になった時、普段こってりした味の「ねこ元気」や「ねこ大好きフリスキー」に慣れてしまうと、あっさりした療養食は食べないから、という理由です。

ただ、最近思うに、療養食もかなり猫が好む風味になっているのではないかと感じています。

兄猫と弟猫は、尿道結石騒動以来、ずっとHill'sを飽きずにぽりぽり食べていましたし、兄猫が晩年、腎不全になった時は、Hill'sとロイヤルカナンの腎臓食を、飽くことなく食べていました。

もっとも、腎不全が進み、食欲廃絶の晩年になると、何を出しても食べなくなるので、我々猫腎不全同盟では「今日もご飯は飾ってある」と表現していました。

いつでも猫が食べられるように置き餌はしてあるものの、食べないので「飾る」という表現がぴったりだったのです。

もうこうなったら、Hill'sやロイカナは単なるお供えと化しているので、実質活躍するのは超お財布にやさしいフリスキー、ねこ元気、銀のスプーンあたり。

お安いのに猫の嗜好を研究し尽くされた企業努力はどれもあっぱれです。

最後は結局、食べてくれさえすればなんでも良い状態。

フリスキーにちゅ〜るがまぶしてある、みたいな。

そんなこんなで、枯れるように旅立っていった兄猫。

13歳手前で腫瘍のため先に旅立っていった弟猫。

どちらも自分から食べなくなった時からが、お別れのカウントダウンの始まり。

四本足家族とのお別れは本当に辛いです。

でも、その辛さを経験してもまた一緒に暮らしたいと思うほど、豊かな時間を共に過ごすことができて、心から幸せだなと感じます。

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