あたしの母親は田舎の出身で、実家家屋が大きかったせいもあり、何でもかんでも買ってきては物を溜め込む性格でした。
物置を処分する
両親が他界後、しばらく処分を迷っていた大量のモノは一時避難として物置に放り込まれていました。
しかし、長年の雨つゆに耐えきれず、ついに物置が雨漏りするようになったのです。
この状況にいたり、姉と相談し物置を処分することになりました。
物置とはよく言ったもので、まさしくとりあえず物が置いてある状態。
わんさか出てきたのは、段ボール、発泡スチロール、ベビーダンス、二段ベッドなどなど。
結局、捨てる、誰かに譲るの判断が面倒くさくてとりあえず、突っ込まれていたものがほとんどです。
車でせっせと運び出す
業者に頼む前に、とりあえず自分たちで運べるものは運ぼうと自家用車でせっせとごみ収集場へ持ち込みました。
最初は、これってまだ使える?と迷っていたものの、最後は「要らない!要らない!それも要らない!」と勢いがついて、少しずつ物置の中が片付いていきました。
父がコレクションしていたよくわからない大工道具とか、母の古いタンスとかは業者に引き取ってもらいました。
あとは時間をかけて分別して、衣類、段ボール、雑誌・書籍などはちまちま片付けました。
メルカリで売る
捨てるには惜しい、でも、要らない、という一番厄介な物たち。
メルカリの登場です。
猫の体重を測っていたベビースケール、猫の自動給水機、MD(ミニディスク)、初代プレイステイションなどなど、まだ必要とする人たちがいるんだな、と再認識しました。
そして、最後の大物、ほぼ使っていない座布団10枚。
送料がかかるので、最初ブックオフへ持ち込もうと思ったんです。
で、ネットで調べたら、座布団は引き取っていないと。
そうか、捨てるしかないのか、と思いましたが物を買うのが大好きだった母が、おそらく大枚払って購入したと思われる座布団。
だって、箱に「高級座布団」って書いてあるもん(笑)
さすがに捨てるのは忍びない。
ダメもとで、メルカリに出品しました。5枚1セットにして2出品にして。
売れた、10枚いっぺんに。
送料込みで一万円弱。
母がいくらで買ったかは知らないけど、あたしたちにとっては厄介者だった座布団が、どこかのご家庭で息を吹き返した上、お金まで払ってくださる!
ありがたかったです。
メルカリでの値つけの妙
メルカリで出品する際に表示される、「だいたいこれくらいで売れます」価格のすばらしさ!
自分で迷いながら値段設定をしなくていいというのは、なんと言っても便利です。
なにしろAIさまが決定してくださるので、二束三文で売ったとしても罪悪感がない。
それどころか、意外に高値で売れますと表示してくれて、なんて親切な。
物の処分に迷っている人がいたら、迷わずメルカリを進めたい。
終活に向けて
物置を処分するとき、母屋へ戻して使っているもの、なし。
なんだ、ゴミを後生大事に囲っていたんだな、と実感しました。なんとなくは分かっていたけど。
同一敷地内に、姉夫婦に私、初老組3人が居住しているわけですが、我々が死んだあと物を残されて困るのは姉の子供たち。
それよりも、うっかり明日死んじゃって、見られたくないものを晒されるってやっぱり嫌です。高校生の時に書いていたポエムとか、猫が死んだ時に、猫に宛てた感謝の手紙の下書きとか。
あの世に行ってしまったらわからない、とはいうものの、そこは叔母としてのプライドがね。
そういえば、両親の遺品の中に、そういうポエム類は一切なかったな、あれはやはり私たちに見られたくなくて、終活に備えて処分してたんだろうか。
Good Job!
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