15年前、離婚騒動中、TVドラマと英語に救われたはなし

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Image by Gerd Altmann from Pixabay

TBS「日曜劇場」で「ドラゴン桜(第2シリーズ)」が2021年4月25日から放映中ですね。
第1シリーズから15年後の今を描いた続編ということです。
15年前、ちょうど離婚騒動の真っ只中で、将来への不安をかかえ、いろいろとあがいていた時期でした。

最悪を想定して資格を取ろうと考えた

夫がお相手の方にかなり熱をあげていて、手がつけられなくなっていた時期、その状況を受け入れられない反面、これはヤバい、ともかく取れる資格は取っておこうと決心ました。
漠然と、英検準1級を取得したら副業できるかも、と思い英語学習に本腰を入れました。
夫が家に帰らなくなり、英語に打ち込むことでその時の不安をいっときでも忘れられたことは大きいです。
それでも、当時の状況には不安がつきまといます。
今日は、なんとなく過ごせたけど、明日は?
来年はどうなっているの?
落ち込んでもいられないので、英語の問題を解く。
間違えては落ち込む、落ち込むと、将来への不安が頭をもたげる、という繰り返しだったように思います。
今思うと、相当な精神的なストレスですね。よくやってたなぁ。

40代でも諦めない(笑)

この時、もう40才を超えてました。
英語の資格を持っていたら何が良いってよくわかってなかった。
なんとなく、英語を高校生に教えたらいいんじゃないか、とか、転職するときに時給がちょっとはいいんじゃないか、とか漠然とした期待を持ってともかく資格を、と思っていました。
意気込みはあるものの、外国語学習者に立ちはだかる単語の壁。
英検2級までは自力でなんとかなったものの、英検準1級は自己学習ではハードルが高い。
夫は帰ってこないので時間はある、別居手当も支払われている(笑)、という条件が重なり大人に英語を教えてくれる塾の門を叩きました。
外国人が教えてくれるのではなく、通訳ガイドと会議通訳を職業としている日本人の先生でした。
この時のチョイスは大正解で、この先生に出会わなければ、英検1級も全国通訳ガイド資格も取得していなかったと思います。

覚えられない、聴こえない

単語の壁と、リスニングの壁、語学学習者にはついてまわる苦労です。
この塾で、ダントツの落ちこぼれだった私。
よくあのクラスで続いたなと今更ながら思います。
当時のクラスメイトのみなさん、足をひっぱっちゃってゴメンなさい。
ゆるく笑って許してくださったみなさんに、心から感謝しています。
そんな落ちこぼれ具合なので、毎回レッスンの後は落ち込むわけです。
やってもやっても、クラスメイトは先に行く。
そんな停滞した時期に、たまたま、この「ドラゴン桜(第1シリーズ)」を見ました。

細かい内容までは覚えていませんが、いきなり難しいことはできない、わかるところから大量に、それが体に染みつくまで反復する、というような内容だったと記憶します。

それが、自分の置かれている立場と同じような気がして、あ、もしかしたら私も、諦めない限りイケるかも?と思いました。

ドラマと現実では大きな差があるものの、その時の私にはじーんと響いたのです。

後にはひけない事情があった私が、「ドラゴン桜」に救われた、そんな気がしました。

そして英語に救われる

離婚が成立する前に、英検準1級を取りました。
夫婦仲が破綻していない頃だったら、一番喜んでくれたはずの配偶者がもういなくなったという事実はほろ苦かったです。
ただ、資格をどうしても取るという決心をしたことで、良い先生とクラスメイトにめぐりあい、結果として今の私があります。
離婚した時は、自分のアイデンティティまで失くしたような気がしました。
誰かの奥さんという立場から、パートのおばさんになるんだなあと。
英語資格を取り、自信を回復したことで、ようやく自分が自分を認められるようになったと思います。

お世話になった先生に、「私は英語に救われました。」と言ったことがあります。
その時先生は、「そう言われる方は多いです。」とおっしゃいました。

私はたまたま結果として英語資格を取ることでしたが、自分が信じることを最後までやり遂げることで、自信を回復したり、新しい自分を発見し、自分が自分を救う。それは確かにあると思います。

離婚をして良かったかそれとも悪かったのか、それはわからないです(笑)。
離婚前の時間まで遡って、検証することはできませんから。
でも、自分が望むか望まないかは別として、その道しか前にないのなら、行くしかないですよね。
ちょっと転んだり、ズキズキする時もありますが、今はおおむね、ご機嫌でハッピーな毎日を過ごせています。
と書きながら、このブログでささいなことを、おおげさに愚痴ることもあるだろうな(笑)。
思い切れない不要品、煩悩やしがらみを、アラカンごときが捨てきれるには、まだまだ修行が足りないようで(笑)。

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