たけのこの美味しい季節到来!今年は何本来るでしょう。

たけのこ

Image by May_hokkaido from Pixabay 


タケノコ料理


我が家の料理番、姉が腕を振るう季節がやってきました。

たけのこ料理、上が若竹煮、左下が酢味噌あえ、右下が天ぷら(れんこんのあっち側になってて見えない💧)。

写真が下手で美味しそうに撮れていなくてゴメンよ、姉。

タケノコの微妙な立ち位置

連休前になると、あちらこちらからタケノコの頂き物がありました。

最盛期では、1日おきに2〜3本というときもありました。

皮のついたタケノコが一番大変、楽なのは茹でてあるタケノコ。

茹でてあるものは早急に食べてしまわないと味が落ちるので、夕方もらったらすぐに何かの形で食卓に並んでいました。

初物(はつもの)あたりは、うれしいタケノコ。

2週目、3週目となると、受け取る側も微妙な感覚になります。

ふたりのおばあさん

父方の祖母とは、亡くなるまで同居していました。

姉がこまめなところは、祖母に似たのだと思います。

祖母は、頂き物のタケノコをいろんな味付けで食卓に並べていました。

若竹煮、筍ご飯、天ぷら、酢味噌あえ、牛肉とフキと一緒に炊いたの、すまし汁などなど。

暇を見ては、蒸しパン、よもぎ餅なども手作りしていましたから、タケノコを皮付きのまま糠(ぬか)と唐辛子で煮ることなど他愛もないことだったのでしょう。

毎週、もしくは、毎日届くあの大量のタケノコを捨てることなく、無駄にしないよう料理の腕をふるっていた祖母には、大いに敬意を払うべきだったな、と今ならわかります。

当時は、「え〜、またタケノコ〜?」なんて生意気な口を叩いてゴメンナサイ。

もうひとりのおばあさん

祖母が亡くなった後、実母はいっさい料理はしない人だったので(笑)、姉が当家の料理番となりタケノコを処理していましたが、とうてい、祖母のようにもいかず、お裾分け先を探しました。

友達のY美のお姑さんがタケノコが大好きで、毎日でも良いと聞いたので、手に余ったタケノコをそちらにお裾分けすることにしました。

タケノコの旬が終わるまで毎週お届けにいくたび、満面の笑みで受け取ってくださり、本当にうれしそうでした。

タケノコの良さをしみじみ感じる

ここ数年、到来物のタケノコの数が減っています。

今年はまだ2軒。

先日、姉の子供が立ち寄ったので、たけのこの天ぷらを出した時、

「ほかにおかずある?」と聞きました。

えーっ!たけのこの天ぷら美味しいのに〜と思いましたが、私も、若い時はあんまり好きではなかったような・・・。

甥が帰って行った後、姉にそう言うと、姉も

「昔は、おばあちゃんが作った中で一番好きだったのは、牛肉と炊いた筍料理の牛肉だった。牛肉だけを拾って食べていた。」

と白状しました。

ふたりのおばあさんの年齢に少しづつ近づくにつれ、タケノコの淡白な味の中にうっすらと残るアク、コリコリとした歯応え、そういった風味に回帰していくのかな、と思い、また、毎年減っていくタケノコの数に、当家とのお付き合いを続けてきてくださった方々とのご縁も、終盤に入ってきているのかな、としみじみ思います。

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