専門性を見極めよう、つまり、離婚するときはその専門家に頼みましょうという話

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あたしが正式に調停離婚をしたのは、2007年のことですが、ゴタゴタは2005年頃からありました。

夫だった人が、妻でない人と熱烈恋愛をしまして、そこから急転直下、いろんなはらわたが煮え繰り返るようなことがありました。

何をどうしていいのかさっぱりわからなかった頃

11年の結婚生活中、非常に仲が良かったので、まさか自分が離婚に直面するとは想像せず、お弁当を含む、朝、昼、晩と食事を作って、掃除機かけて、洗濯物干して、アイロンがけはまあ、1週間に１度くらい（笑）。

家事が完璧かと言われたら、ちょっとアレですが（笑）、自分ではそんなに悪くなかったと思います。

なので、急に機嫌が悪くなって、帰宅時間が遅くなる夫を、何かの病気ではないか、と本気で心配していた呑気な当時の私。

会社のストレスで病んでたらどうしよう、とか。

姑からこれって・・・ってと耳打ちされたときは、え、まさか〜と思いました。

でもそのまさか、あの夫にカノジョができていた！

実家の両親に相談するのは、最後の最後と思っていたのは、夫の目が覚めたとき、実家へ出入りするのが気まずくなるだろうなぁという、要らぬ配慮でした。でも、そのときは、それくらい夫婦仲が破綻するとは思っていませんでした。

弁護士さんにでも相談する？

結局、浮気というか本気というか、不倫を白状して、

「これで、カノジョと堂々と付き合える！」

というお花畑発言に、姑が激怒した日の翌日、どうしたもんかね、と姉に相談。

「専門家に相談してみるか」という流れで、弁護士さんに相談することになりました。

とはいえ、その筋の専門家に知り合いがいるわけでもないので、義兄の友達のツテをたどって個人弁護士事務所を尋ねました。

事情を話し、相談に乗ってもらいましたが、弁護士先生は、

「僕は、土地家屋や法人関係が専門で離婚はやったことがないんですよ」

とおっしゃる。

あらまあ、とは思ったものの、弁護士は弁護士、大差ないでショといつもの大雑把な性格で、とりあえずよろしく、とお願いしちゃった。

慰謝料500万円？

何度か相談しているうちに、夫もどんどん相手に熱をあげる一方で、修復は難しいかも、とこちらも思うようになり、それじゃ、とりあえずカノジョに慰謝料請求してみるか、という流れになりました。

ちなみに、当時お相手の方は、失業中。

慰謝料を請求するにあたり、金額いくらにしようか、という相談中、あたしとしては、50万円から100万円の間かなぁ、でも失業中の人がそんなの払うかしら、と思っていたら、弁護士先生が、内容証明の下書きを見せてくれました。

「請求額　５００万円」

ご、ごひゃくまんえん？

もしもーし、先生、相手が無職って聞いてました？

いやいや、さすがにこれは・・・と躊躇していたら、

「人の家庭をぶっ壊しておいて、100万は下らんと思うよ」とおっしゃいます。

そうだよなあ、確かに、と思い、ではこれでお願いします、と言って内容証明郵便で相手方に送ってもらいました。

20万円ならお支払いできます

しばらくして、弁護士先生から電話があって、解決金をとりあえず預かってますとのこと。

事務所にお邪魔して話を聞くと

「いやあ、20万円しか用意できないっていうんだよねえ」と。

ま、まあね、無職だしね💧

想定内っちゃ、想定内だけど。

で、先生、解決金預かってきちゃったんですよね？

じゃあもうこれ以上ごねようが、長引かせようが、無駄ってことなんですよね。

不毛な時間を過ごすのも嫌なので、20万円の解決金を受け取ることにして、そのうち20％を弁護士費用で支払って。手元にあるのは16万円（笑）。

500万円請求して、20万円ねえ・・・

おっさん、他人の家庭ぶっ壊しておいて、百万は下らん、って言ってたじゃんか〜＼＼\٩(๑`^´๑)۶//／／

専門性のある分野はやはり専門家にお任せしましょう

お医者さんと言っても、内科・外科・耳鼻科・歯医者とあるように、弁護士さんも得意、不得意分野があるとしみじみ思った事例でした。

お願いした先生は人徳のある、立派な先生でしたし、私のためになんとか役に立とうと頑張ってくれました。

離婚専門の弁護士さんだろうとなかろうと、カノジョからの慰謝料はその程度だったろうと思います。離婚専門でなかったから、逆に思い切った請求が出来たのかもしれない、それゆえ、相手からのリスポンスも速かったのかもしれません。

離婚して、14年も経つし、お願いした弁護士先生もお亡くなりになってずいぶんになります。もういい加減時効だと思いブログにエントリーしています。

万一、私のような立場の方が弁護士さんに依頼しようかと考えておられるのでしたら、離婚相談を経験しておられる弁護士さんにお願いするのが良いと思います。

結果は同じでも、過程が違えばかなり気持ちのありようも違うと思うので。

どれほどの方のお役に立つかは分からないけれど（笑）、いち離婚経験者先輩からのアドバイスです。 Good Luck!

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