葛籠(つづら)箱ってご存知ですか?
日本昔ばなし「舌切りすずめ」で、いいおばあさんは小さい葛籠をえらんで、悪いおばあさんは大きい葛籠をえらんだという、あの葛籠です。
葛籠箱ひとつ分が嫁入り道具だった時代もあった
いつの時代の話かはすっかり忘れましたが、その昔、嫁入りの際にはこのつづら箱1つ分の衣装や身の回り品を持って嫁いだのだとか。
wikipediaでは、元禄時代から約87×53×45cmがスタンダードとなって、この頃から婚礼道具として売りに出されたとあります。
この大きさであったら、季節ごとに来る衣装と寝巻き、下着、草履か下駄くらいが入れば御の字でしょう。
実を言うと私も姉も、嫁入りの際に持っていきました。
姉が子供ができたのを機に、2世帯住宅として同じ敷地内に家を建て、戻ってきましたし、わたしはあちらさんとご縁がなく(笑)、実家に戻ってきました。
ですので、うちの家には2荷(か)のつづら箱があります。
買うより処分する方が大変
去年から続く巣ごもり生活で、かなり家の中のものを処分しました。
そして、処分する方が買うより、はるかに、はるか〜に大変でした!
父が亡くなった時、形見分けぽいことをして、上着や買ってはいたものの生前袖を通すことがなかったシャツなどは、親戚筋が欲しいと言ってくれて、すんなり処分できました。
きちょうめんな性格の父だったので、あまりおかしなものは出てきませんでしたが、箪笥の上に積んであった箱から、大量の履き古した靴下が発掘された時には、大笑いしました。
なぜ、そんなことになっていたかは、全く不明です。
ちょっとは期待してたんですよ。もしや、昔の忘れた通帳とかでてくるんじゃ?とか、しまい忘れた現金が見つかるんじゃ?とか。そうい言うお宝は全然なかったです。
最終的にはこのつづら箱にまとめたい
今は、勤めがあるので春夏秋冬用の衣装1組というわけには、さすがにいきません。
それでも今、洋服ダンスに収納してある洋服はまだまだ処分できるはず。
体はひとつしかないのだから、この洋服たちの活躍の場は、今後もたぶんない。
残しておいていいのは、制服化した通勤着と、夏用と冬用の喪服、黒のコートくらいかな。
週末、家で過ごすいわゆる普段着も、四季を通じて2組くらいが理想だと思います。
本やCD、DVDも要らないしなぁ。インターネットでいつでもどこでもみられる時代。
それに、一度見た映画やドラマを残しておいて何度も見るという熱い気持ちは、どうやら40代のころに置き忘れてきたようで💧
たくさんコレクションしていましたが、昨年の思い切り処分キャンペーンの時に、さよならしました。なんまんだぶ、なんまんだぶ・・・成仏しておくれ。
私の最終目標は、このつづら箱ひとつに入り切る荷物でおさらばすること。
家電はさすがに入らないので、それはお金で解決してもらって。
家電はさすがに入らないので、それはお金で解決してもらって。
荷物をできるだけ後に残さないというのは、後始末をしてくれる姉の子供たちに迷惑をかけたくないから、というのが一つの理由。
もう一つは、ものを減らしたらほんとに、ほんとーに、暮らしやすくなったことが大きいです。モノがどこからもはみ出ていない、テーブルの上に何もないって、素晴らしく気持ちが良いですね。
モノが出ていたら違和感さえあって、使ったらすぐしまう癖もつきました。
大片付けキャンペーンより以前は、自分でもしかして若年性認知症じゃないか、と思ったくらい部屋が片付かなくて悩んでいたのが嘘みたいです。物も無くならないしね(笑)
1年おきに、あるものを見直して、じゃんじゃか捨てていき、身軽で爽快な日を過ごしたいと思います!
迷いも一緒に捨てたいな(笑)。
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