モテたいお嬢さんたち、少年漫画を読みましょう

少年漫画のアニメ映画や実写版の台頭めざましく、それにつられて、アラカン世代もマンガ全巻大人買い。電子書籍は老眼に優しくて、すてき♡

Kindle、Amazonプライム、デジタル社会の中で一層際立つ、ストーリーの面白さ。

ストーリーを際立たせる、ヒーロー、ヒロインを通して、若い人たちの理想の姿をそこに垣間見ることができます。

ピーチ姫は登場しない

子供の頃、再放送で何度か見たことのある「黄金バット」は、可憐な少女が「コウモリさん、コウモリさん、助けて」とお願いすると、ヒーローの黄金バットが現れて窮地を救ってくれるのがお約束。

女性は、弱い、守られるべき存在として描かれていました。

テレビゲームのピーチ姫も、マリオに助けられるゴールとして登場します。

ところが、現代の少年漫画の世界は、そんなピーチ姫のような、守られるのが役割というキャラクターは描かれません、見事なまでに全く。

たとえば、昨年秋大ヒットした「鬼滅の刃」。

ここでのヒロインは主人公、炭治郎の妹、禰豆子（ねずこ）ですが、彼女は、普段暗いところで眠っているか、隠れているものの、兄や仲間が窮地に陥ると、能力全開で仲間を守ります。戦闘力は半端ないですよ、なんせ鬼ですからね。

「進撃の巨人」主人公、エレンは、ヒロインのミカサにずっと守られています（笑）。
男子が女子を守るお約束はここにはない。

「エレン、私にマフラー巻いてくれてありがとう。」

と、ミカサがエレンに言うシーンでハートを鷲掴みされた男子は多いと思います。

めちゃ戦闘能力が高い女子が、ふたりとも死んじゃうかもという極限状況で、ふと見せる気弱さにギャップ萌え〜と言うところでしょうか。

ほかにも、７月初旬から実写版が公開となる「東京リベンジャーズ」。

NHK大河ドラマで主役の渋沢栄一を演じる、吉沢亮くんが高校生の不良役というだけでも話題沸騰の映画ですが、ここでも、女子が、男子を勇気づけて励まします。
カレシを守るためだったら、どんな不良も怖くない、立ち向かっちゃう。強い。
（吉沢亮くんは主役ではない。ヒナタちゃんにハッパかけられるタケミチ役は、北村匠海くん。）