地銀からのお願いだった
13年前、10年にわたって月々定額で、家計費から支出するこの制度を、調べ倒しました。
(当時、私は義兄がiDeCoに加入したことを、知りませんでした。)
そして、50代からの加入はリスクを伴うと判断し、一度は断わりました。
いったん、引き下がった地銀担当者ですが、その月末、携帯電話から切羽詰まった様子で、ぜひお願いできませんか、と再度お願いがあったのです。
情にほだされ、一番手堅いリスクが少ないユニットを契約することにしました。
運用益はずっとマイナス
平均株価が3万円超えてもマイナス
しかし、その頃、私のiDeCo運用益は、ゆうに10%超え。
情にほだされたのが仇になったよね
「手数料を稼いで来いと言われて、ノルマ達成することが目的だったんだね」
元本を割る可能性がある、それはちゃんと説明されましたし、義兄たちも理解していました。だからこそ、損を含んでも株はそういうものと思いつつ、運用会社を変更しないで持ち続けたのでしょう。
想像するに、手堅いユニットを契約し、運用実績は数パーセント上回っていたかもしれないけど、手数料が高かった。ネットバンクと地銀手数料の差は大きいです。
いわゆる「手数料負け」で終了したのかと。
もうかなり前から、地銀の個人客への対応は変化していました。
両親が付き合っていた頃は、相談すれば、知恵を絞ってくれましたし、忙しい中、いろんな手続きも損をさせないよう、細心の注意を払ってくれました。
iDeCoを勧めてきた担当者も、iDeCoがどんなものか、どうすればお客さんの利益になるか、よくわからないまま売ってたのでは、と想像します。
情にほだされて助けたら、その分応えてくれる余裕はもうなくなった、気がついていたけど、なんとなく、両親の代からの付き合いだからと目をつむってきた。
今回のことは、姉夫婦もそうですが、私にとっても大きな教訓となりました。
情けはかけても、ダメだと思ったらはっきりNoと言おう。
昭和のいい時代に育った我々は、すぐに忘れる(笑)。
それも問題ですが。
0 コメント