オリンピックで日本チームの活躍が報道される中、身近な方の訃報を地方紙お悔やみ欄に見つけました。
実父が亡くなったときのこと
十数年前に実父が亡くなった時、葬儀社から今後の手はずについて説明がありました。
スケジュール、菩提寺僧侶の迎え方(お布施相場も含め)、初七日、四十九日の法要についてなど。
その中に、地方新聞のお悔やみ欄に掲載しますか、というものがありました。
当時は、掲載した家が留守になることを知らせることとなり、空き巣を心配し、掲載は見送りました。
そして、後々の付き合いを考えて、お香典はすべて辞退しました。
この地域では、いまだに、香典帳というものがあり、代々子供に受け継がれていきます。
香典をしていただいた方たちの名前、住所、金額すべて記載されていて、頂いた方のお宅に不幸があった場合、この香典帳を元に、それに見合ったものを包むというしきたりです。
この習わしを、父の代で止めたいと思い、最初から香典を受け取らないことに決めました。
亡くなったのは友達の身近な人
亡くなった方は、友達のごく身近な親族の方で、私も数回お会いしたことがあります。
また、いつも友達の家族ぐるみの話題にはその方のお話を聞くことが多く、家族構成、年齢、性格などが容易に想像できます。
なにより、67歳で急に亡くなったという事実に驚きを隠せません。
ご遺族のお気持ちはいかばかりかと胸が痛みますが、コロナ禍ということもあり、葬儀は身内で済ませたとあります。
今回ほど、お悔やみ欄をありがたいと思ったことはありません。
お悔やみを伝えるタイミング
先月、広島が大雨に見舞われた時、「大丈夫?」のラインを送ったところ、いつもの思いやりのある文面でしたが、彼女にしては、そっけなくやりとりが終わったことを思い出しました。
思えば、あの頃からお悪かったのかも知れません。
訃報を知ったら、早急にお悔やみを伝えるのが礼儀かですが、私と同様、急な知らせに驚いて、あちらこちらから連絡が入っていると思われます。
今回は慌ただしく、弔慰をお伝えするのは控え、あえて、もうすこし落ち着いた頃連絡をとりたいと思います。
これまで、こんな身近で、また、年の近い方の訃報に接することがなく、ショックを受けています。
67歳、お若いです。ご冥福をお祈りいたします。
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