子供向けのアニメエピソードで、アラカンがしみじみと感じ入るものがありました。
先週は、Amazonプライム・ビデオで、長雨のウツウツとした気持ちをやり過ごしていました。
こんなときは、胸に迫るような物語や、考えさせられるようなドキュメンタリーより、ただただ、バックミュージック的に流れている軽いお話が好ましいです。
ふしぎ駄菓子屋銭天堂「びっぐりもなか」
さて、不思議な駄菓子屋銭天堂でお菓子を買えるのは幸運なお客様だけ。
ある日、身長が伸びなくて、悩んでいる小学生の男児が、「大きくなれるお菓子」を買って帰ります。彼は、自分の毎日が面白くないのは、背が低いせいで、背が高くなれば、理不尽さから逃れられると思っている。そして、大きくなれるお菓子「びっぐりもなか」を食べるのですが、実は、大きくなるのは、体つきではなくて中身だった、というお話です。
大物になれる秘訣とは
背が低いこととか、からかわれることとか、人に仕事を頼まれる(押し付けられる)のが、別にどうってことなくなった。
いろんな幸運なお菓子を、銭天堂では売っているけど、後にも先にもこれほど価値のあるお菓子はないだろうと思います。
大物になるとかならないとか、そんなことより、この男児はこんな小さな頃から、なんの苦労もなく本当の幸せを見つけたということですよね。
つまり、小学生にして悟りを開いたということ。
周りを気にしない、自分が正しいと思うことをする難しさ
同じ仕事をしても、あの人は評価をされて、自分は評価されないだとか、いつも自分だけ良いように使われて、面白くないだとか、粗末に扱われているだとか、そこにあるのは、自分が誰かと比べている気持ち。
このエピソードのように、人と比べない、自分の気持ちに正直になる、そんな生き方がまっとうできれば、この今の瞬間から、みんな幸せになれる。
25分にも満たないエピソードに、これほど深い思想が、サラッと盛り込まれていることに脱帽です。
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