好きなものをずっと眺めていたいシンドローム

カウチ

Lorenzo Hamers on Unsplash

 ゆるりまいさんというミニマリストがいらっしゃいます。

2011年の東日本大震災をきっかけに、それまでものにあふれていた家を片付け、どんどん物を捨ていった過程を綴ったブログが評判となり、今は漫画家として活躍されている方です。

その書籍のタイトルはずばり「私の家にはなんにもない。なくても暮らしていけるんです」

ゆるりまいさんを知ったのは、図書館で借りた本でした。

その物がないお部屋っぷりは清々しいほどで(笑)、ブログ内でも公開されている写真には、必要なものしかない、いや、普通は必要では?と思うものまでがナイ、本のタイトル通り、お部屋の中はすっからかんに近いです。

ゆるりまいさんが所有するもの

しかし、彼女がどうしても捨てられないもの、所有したいものはあるそうで、財布やかばん、バッグ、靴は手元に置いておきたいのだとか。

それらは毎日でも、何時間でも眺めていたいそうで、特に、やまぶどうとあけびの籐かごは、所有物の中でも別格。

そして、お出かけ後は、使った籠(かご)から、いったん全部中身を出し、財布やキーホルダー、その他を机に並べ、しげしげといつまでも見ているとのことです。
気に入った好きなものは、何時間でも眺めていられる。

このくだりを読んだ時、ああ、わかる!と思いました。

値段が高くても安くても、好きなものはずっと眺めていられます。

それは物じゃなくても、たとえば、整然と物が収まっている引き出し、磨き上げたテーブル、ごちゃごちゃした物が一切なくなったフラットな床。

片付いた引き出しは、用がなくても何度も開け締めして、よしよし、とほくそ笑みますし、テーブルの上がピカピカだと、なんども乾拭きをかけて、横から縦から眺め、うれしくなります。

ゆるりまいさんが言う、ヘンタイに、私も片足を突っ込んでいるかも知れません(笑)。

それゆえに物が買えない

この好きなものを眺めていたいシンドローム(笑)には、ニマニマと眺めている気味悪さに加え、もう一つ深刻な症状があります。

それは、なかなか物が買えないこと。

中途半端なものを買うと、がっかり感が大きくて、目に入るたび後悔してしまう。

100均で買った中途半端なプラスチック製品だったら、えいやっで処分できるけど、そこそこお値段がしたものはそういうわけにはいかない。

以前なら、雑多なものの中に紛れ込ましてしまったら気にならなかったのに、今は、部屋も収納もほどほどに(笑)片付いているので、気に入らないものはどうしても目立つのです。

今、部屋が広く使えるようになって、二人がけのカウチが欲しいのですが、それがなかなか選べない。

条件は、次の通り

  • ルンバが掃除できる高さの脚であること
  • ひとりで動かせる、それほど重量がないもの
  • 布製より皮革(ダニの問題)
  • 色は原色

となると、まあまあなお値段がするわけで。買ったはいいけど、これじゃなかった、高かったのにとなるとず〜っと後悔がついてまわる。

ネットを徘徊していると、私の気持ちを汲んだGoogleーAIさんが、「こんなのいかがですか〜(*^^*)」とそそる広告を示してくれます。
うっかりクリックすると、さらなる広告の洪水が(笑)。

朝目が覚めて、目に入っただけで、買ってよかったな〜と思えるカウチ。人生最後のカウチになると思うので、じっくり、予算も含め、まだまだ悩みたいと思います。

おまけ:今日の猫

起床時間朝6時
今朝は6時に起こしに来ましたヨ。カイヌシ、お休みなんですけどね・・・

最後まで、読んでいただきありがとうございます(*^^*)

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