猫とオフコース、ほろ苦い思い出

オフコースのレコードたち

高校生の頃、私は、ラジオ番組をきっかけに、オフコースのファンになりました。

それまでフォークソングと呼ばれていた音楽が、ニューミュージックと呼ばれるようになった1980年頃のことです。

オフコースの追っかけでした(笑)

この頃から、好きなものには入れあげるタイプで、オフコースLoveであったときも、せっせとアルバイトしてお金を貯め、コンサートへ足繁く通いました。
ニューミュージックと呼ばれる人たちのコンサートは、どれもほぼ売り切れで、2日間、あるいは、3日間連続でひとつのコンサート会場で開催されることもよくありました。

オフコース、アリス、チューリップ、松山千春、さだまさし・・・、それまで、テレビの音楽番組に出演するのが当たり前だった路線を、ポリシーの問題と言って、テレビ番組出演を拒否するニューミュージックの人たちの歌を生で聞きたいと、チケットを買うのに躍起でした。

追っかけ卒業から20年経って

5人のグループだったオフコースが、創立メンバーであった鈴木康博さんが抜けて、4人のグループとなり、その後、解散しますが、鈴木さんが抜けた頃から、熱狂的なファンから普通のファン、そして、オフコースが解散したころには、昔好きだったグループ、と私の熱もだんだんクールダウンしていきました。

そして、結婚して10数年、離婚騒動が起こりますが、ちょうどその時期、高校の同級生から、自宅へ電話がかかってきました。

電話があった少し前に、高校の同窓会があると連絡が来たのですが、なにしろ、離婚騒動真っ最中、行く気にもなれず放置したまま欠席。

電話をかけてきた同級生、U子ちゃんは、クラスメートではあったものの、お互い仲良しグループは別々で、それほど親しかったわけでもなく、電話があったとき、一瞬誰だったっけ?と思い出せませんでした。

話しているうちに、当時のことを思い出しました。

彼女は、結婚して子供に恵まれず、夫が自営業で手伝っているとのことでした。

電話をかけてきたのは、高校生の時、私が熱烈なオフコースファンであったことを思い出して、その年の12月の小田和正さんのコンサートへ一緒に行きませんか、と誘ってくれたのです。

しかし、離婚騒動の真っ最中で、行く気にもならず、また、2匹飼っていた猫のうち、1匹を看取った直後で、どうしても、一緒に行くと言えませんでした。

U子ちゃんは、オフコースが解散して、小田和正さんがソロになった頃ファンになったそうで、ファンクラブへ入会しており、優先チケットが取れたので、私を誘おうと思って、同窓会へ行ったが、会えなかったため、電話をかけてきたとのことでした。

気持ちはうれしかったし、夫婦円満な状態であれば、喜んで、と返事をするところ、どうしても気持ちがそちらに向きませんでした。

U子ちゃんに、そんな事情がわかるはずもなく、なかなか取れないチケットだから行こうよ、小田さんが広島へ来てくれるチャンスなんて最近はそんなにないし!、と熱心に誘ってくれます。

こちらも行けない理由の歯切れが悪く、U子ちゃんは、押せばなんとか私が「うん」というのではないかと、畳み掛けます。

「離婚争議中で、おまけに猫も死んだの」と、はっきり事情を言って、U子ちゃんを驚かせるというか、気まずい思いをさせてもいいやと思うほど、彼女は悪い人じゃない。のらりくらりと、用事があってとか、仕事が忙しくてとひたすらかわしました。

とうとうU子ちゃんが、

「ねこかあさんは、高校生の頃ような熱い思いがなくなっちゃったんだね。今はそれほど好きってわけでもないんだね」と言って、諦めてくれました。

うん、そうね、高校生の時のような熱い思いはクールダウンしてるよ。

でも、こんな状態でなかったら、そのなかなか行けないコンサートへ、喜んでお供したと思うけどね。

「誘ってくれたのに、ごめんね」と言って電話を切りました。

夫婦仲が円満だったら、どうってことないお誘い、旧交を温めて、あのあと、またU子ちゃんと、一緒に小田さんのコンサート行っていたかも。

離婚問題が持ち上がる前は、その選択肢しかなかったはずなのに、コンサートへ行く気持ちさえ持てない現状。

悲しいとか悔しい、辛いという感情はなく、ああ、今はこうなんだ、としみじみしたことを覚えています。そんなことを重ねていくうちに、パートナーと離れて「ひとり」という覚悟ができたかな。

秋の夜長、小田和正さんのお誕生日をきっかけに、そんな昔のほろ苦い過去を思い出しました。

おまけ:今日の猫

猫 on Yogibo
朝、夕が涼しくなって、Yogiboクッションの上で。
相変わらず、カメラ目線はくれません。

最後まで、読んでいただきありがとうございます(*^^*)

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