猫を看取れるのは幸せなこと

白キジ猫

もう10年くらい前になると思いますが、猫ブログ仲間が数人いて、お互いのブログ巡りをするのが日課でした。

猫ブログのタイプには、毎日元気に楽しい日常を紹介しているブログ、ある程度高齢猫さんの看病しながらその過程を書いているブログ、多頭飼いの日常を紹介しているブログなどありました。

その中で、病気の猫のお世話をしながら、ほかの3匹との日常を、軽妙なユーモアを交えて綴る人気のブログが有りました。

病気の猫ちゃんの体調が良くても悪くても、その軽妙な文章で語られる日常を、楽しみに読んでいました。

主婦の方だったので、更新が時々途絶えたかと思うと、また復活ということは再々でしたが、ある日、足の調子が悪く通院していますというエントリーが上がりました。

ともかく、脚が痛くて、診察のときに「痛さの度合いで言うと10段階のどれくらい?」と聞かれても、ともかく痛い、7と8の間にはどれくらいの差があるんだろう、と。

それを機に、更新がストップしました。

別ブログ主さんのエントリーを読んで

しばらくして、お互い親しくされていた別ブログさんのエントリーで、ブログ主さんが亡くなったことを知りました。

お互い、東京在住で、家の行き来があり、年賀状のやりとりをされていました。

ブログが途絶えたその翌年、松の内が取れるか取れないかの頃、奥様が亡くなったと、配偶者からの連絡があったとのことです。

ご主人は、ブログの存在をご存じなかったか、知ってはいたけれど、更新の仕方がわからなかったか、それとも、そのブログに手を付けたくなかったか。

理由はわかりませんが、お手紙という形でのお知らせであったとのこと。
おそらく、まだ40代であったろうと思います。
ブログの更新が止まってもまた、いつものように半年もすればブログに戻ってこられるだろうと思っていた私たちは、年の近い仲間が、ある日突然いなくなったことに衝撃を受けました。
そして、ご主人から直接お手紙が届いた猫友さんはもとより、面識のあったブログ仲間もそうでない、オンラインでしか知らない読者もみんな、彼女ともう会えないことを悲しみました。

そして今でも忘れられないのが、お知らせエントリーにあった、

「猫を看取ることは、辛いことだけど、でも、最後まで面倒見てやれるということは、猫にとってもカイヌシにとっても幸せなこと」

という一文です。

これを読んで、思わずほろりと涙がこぼれました。

あの頃は、ネットで仲良くなった猫友さんと、上京した際はオフ会などでお会いして、楽しくご飯を食べました。今も、つながっている猫友さんがいます。猫もカイヌシも、年をとり、猫を残して逝かなくて良いように、自分の年と相談しながら、猫と暮らしています。

それでも、不幸にも残して逝かなければならなくなった時、少なくとも血縁関係に任せられるよう、それだけはお願いしておかねばと考えています。

ブログ村の猫関連のブログをおじゃましていて、ふと、当時のことを思い出しました。

おまけ:今日の猫

今日の猫
猫又になるまで長生きしてください。

最後まで、読んでいただきありがとうございます(*^^*)

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