人生立て直し手段として、再婚を画策した頃

アプリ

40代の初めで離婚した時、人生設計の部分、特に老後の計画がまっさらになって、ついでに頭の中も真っ白になる経験して、最初に考えたのが「再婚したらどやっ!?」ってことでした。

で、一応自分の市場価値を調べてみたんですよ。

どうやって?

無料の婚活アプリに登録したんです。

すると、まあ、いっぱい来ますわ、イイネ、とかメッセージとか。

でも、それで「あら、あたしってば、まだまだイケるわ」とお花を咲かせてはいけません。

10年前の当時、婚活アプリと言うよりは出会い系色が強くて、身元は自己申告、どんな実業家イケメンにも、お金持ちワケアリ美女にも成りすましが可能だったのです(笑)。

だから、アヤシイ方もいっぱい混じっていて、ほとんどが、数撃ちゃ当たる的メッセージでした(たぶん)。

私のプロフィールは、写真なし、職業 事務職、本当の年齢、その他「猫が好きです」ですからね。

なんでこんなプロフィールに、みんなメッセージ送ってくるのかよくわかりませんでした。

多分、男性と女性の比率、男性が圧倒的に多かったんでしょうね。それも、おそらく出会い目的で。念の為、言っておきますが、このアプリの建前は「真面目な出会いを求めるひとが集まる」というのが売りでした。

検索機能を使って振り分け

年収とか、住んでいる地域とか、離婚歴ありとかパートナーと死別とか、まあ、いろんなフィルターがあって、自分が求める相手をたくさんのデータから抽出できます。今でも同じと思いますが。

で、それで、年収、経歴(未婚、離婚、死別)、子供ありなし、職業etcを選んで、えいやっ!って表示させて、上から順々にチェックするとなかなか楽しかったです。

最初の1週間ぐらいは、ず〜っと眺めてました。プロフィールを読んで、いろんな人生があるんだなぁと。

すごく一生懸命書いたメッセージを下さった方もおられましたが、写真がないので、写真をお願いしますと(自分は載せてないくせに)送ると、写真の登録方法がわからない、娘が今度戻ってきたら聞いてみます、と言ってなかなか写真が拝めない。ご縁がなかったんだなと思っていると、お金も出すからこっちへ会いに来てください、再婚希望ですって。

えええ!写真も見たことないのに、こんな怪し気なプロフィールのおばさんに結婚前提で会いに来てって、なんじゃそりゃ。

あたしはもともと楽天家なので、あら、見た目が良くない方なのかしら、だから写真嫌なのかな、と良い方に考えていたりしたのですが、費用負担するから会いに来てって、変でしょ。

有無を言わせず、ブロックさせていただきました。

まあ、そんなこんなで、時々メッセージを頂いたり、返したり。

そのうち何人が真面目な人だったかは、全然見当がつきません。

結局、無料期間が終わったのでそのままアカウント削除しました。

何ヶ月かは、アカウント今ならタダで復活できますってメールが運営側から来ていましたが、そのことはどうでも良くなっていて、アプリも削除しました。

結局面倒くさかった

今だったらもっと身元確認とか、ちゃんとした婚活アプリも多いのでしょうが、私が試した時期はまだまだ創成期で、ともかく怪しかった

それでも、すっごい数のデータを、ふるい分けて、人を選ぶってなかなかの体験でした。
結局、いい人というか、この人と会ってみたいと思うまでの人も見つけられませんでした。

その検索さえ、2週間もすると、メンツがそれほど変わらないので、面倒くさくなって、こんなに面倒くさいことをして、たとえば会うに至って、お付き合い?
もし万が一それも上手く行って、たとえば、赤の他人とずっと一緒に、この年になって居られるのか?(この歳って40代そこそこですが)と、考えた時、あれ、あたしって無理かも?と思っちゃった。

若いうちなら、お互いの好きなところ、嫌いなところを受け入れられる柔軟さがあるけれど、もう、こんなに自分のスタイルが決まっていて、立ち入って欲しくないところ、触れて欲しくないところがはっきりしいる中年同士が、上手くやっていけるのか。

もっとも、こんな頭でっかちなことを考えているから、花が咲かないのかも(笑)。

ともあれ、アタクシの人生立て直し再婚作戦は、このように初動を誤り今に至ります。

でも、それに後悔はなく、むしろ、おひとりさまで良かったと安堵する毎日でございます。

おまけ:今日の猫

我が家の扶養家族

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