漠然とした不安。年をとると、人生楽しくなくなると思っていた

うんと子供の頃ですが、大人になるのは嫌だなと思っていました。

だって、大人になったら働かないといけないし、夏休みや冬休み、それに、自由がなくなるし。

でも、実際、働き始めたら、何て自由なんだ!と思いました(笑)。

1ヶ月の夏休みは無くなったけど、宿題はないし、夏休みの後のテストもない。

時間は拘束されるけど、その対価としてお金がもらえる!

学校へ行って勉強している時間、ずっと窮屈な思いをして、帰宅したら、母からは、テストの点数はどうだったの、宿題は済んだのかだの、あれこれ指図される。

それが、どこかに勤めるというだけで、いろんなことから解放されました。

朝8時に学校へ行って、午後4時に学校を出る。

これって、朝9時に会社に行って午後5時に退勤するのと変わらないじゃないですか。

同じ程度に時間を拘束されて、一方は月謝を払い(今は、高校まで無料らしいですが)、一方では賃金が支払われる。

あら?想像していた社会人像とは違うゾ。

そもそも、大人になるのが嫌だと思っていた根本はなんだったんだろう?

いざ大人になってみたら、子供のころ我慢していたことを、存分にできることがわかって、うれしさを通り越して、唖然としました。

テレビをダラダラ見てはダメ、漫画をたくさん買い過ぎてはダメ、ファストフードをしょっちゅう買ってはダメ、ダメダメダメからの解放!

自分がもらう給料で賄う分には、何をしても誰からも文句は言われない。

大人になりたくない症候群というのがありますが、あれは世間の荒波に耐えられない、ピュアな繊細な心を持った人ということでしょうか。

私の場合、大人になりたくないと思っていたのは単に、労働が楽しくなくて、大人になったら苦労ばっかり、と思い込んでいたから。

童話でも漫画でも、子供はキラキラに描かれる反面、大人は意地悪か、悩んでいるか、超絶いい人でいつも誰かを助けているか、子供と比べるとずいぶん損な役回りのように思えました。

実はまったくそんなことはなく、束縛から解放されて、毎日ラッキー♪

そして、その頃は、中年になったら不幸になる、さらに、年寄りはかわいそう、という思い込みが湧いてきて(笑)。結局、それも思い過ごし。

その年代には年代の楽しみがあって、今、中高年に差し掛かっていますが、若い頃の私が気の毒がっていたような、かわいそうな毎日ではない。

むしろ、足りない足りないと思い込んでいた若い私より、これで十分と思えている今の私の方がよほど幸せだなぁ、と実感します。

でもこれって、この年になってみないとわからないことなんですね、きっと。

10代20代のころに思い描いていた、50代後半の私とは随分違うけど、いやいやどうして、おひとりさまは楽しいです♪

負け惜しみじゃなく、本心ですよ(笑)。やってみたらわかります。

だから今、認知症になったら、かわいそうな私になる、という漠然たした恐怖、これも思い込み、幻かもね。その年になって初めてわかる真実ですねえ。

おまけ:今日の猫

代理シッターの腹の上
さきほど、ちらし寿司の上に散らす錦糸卵を失敬して怒られました。
ご機嫌取りの真っ最中でふ。


最後まで、読んでいただきありがとうございます(*^^*)

ランキングに参加しています。

お手数ですが「ポチッと応援」していただけるとすごくうれしいです。

よろしくお願いします。

にほんブログ村 猫ブログ 猫のいる暮らしへ
にほんブログ村

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 50代おひとりさまへ
にほんブログ村

コメントを投稿

0 コメント

Related Posts