日時が迫る業務を請け負うと、頭の中から大事なものが抜け落ちてしまうような気がします。
昨年丸々1年とつい最近まで、暇を囲っていた身としては、忙しい現状は大歓迎です。
毎日が暇だと時間が経たなくて、何度も時計を見てはため息をつき・・・。
やっと正午で1時間のお休み、それが終わったら、就業時間まで自分で仕事を見つけてなにか会社の役に立つことをしなければ、と毎日考えるのが本当に苦痛でした。
それが、ここ1ヶ月堰を切ったように、本当に、溜まっていたものが一気に動き出したように、毎日業務に追われています。
そして、会社からは、「なるべく、効率よく業務を行い、残業や休日出勤は控えるように」、と一斉メールが届いています。
このご時世、余裕のある会社なんてほんとうに一部。
本当は残業して、終わらせたいことは山のようにあるけど、そこは、1年契約の嘱託さん。会社の命に従うのは必須。そうでなければ、契約更改がされないか、今とは違った部署への異動の可能性もあり、会社の胸算用ひとつです。
時間内に必死に仕事を終わらせようとしている最中に限って、電話がかかる、荷物が届く、メールが重なる・・・。大事なメールには、重要フラグをつけるものの、ああ、重要フラグの数が増えていく・・・。
メールだけでは足りず、忘れないように、机やパソコン周りに付箋紙をペタペタ。
一つ終わったら付箋紙を外し、ホッとする間も無く、また付箋紙が増える。
この忙しさは、少なくとも年末まで続きそう。
一番恐れているのは、頭の中から大事なことがこぼれ落ちて、取引先や社内に迷惑をかけるかもしれないということ。
この恐れはどこからきているかというと、アラカンであっても、嘱託さんであっても、誰かの役に立っていたい、頼りにされたいという気持ちからきています。
プライベートでも、両親の介護は終わったし、姉たちのようにお孫ちゃんのお世話を任されることもなく。
せめて、会社員として、誰かの何かの役に立ちたい。
この会社を定年しても、ずっと働きたい、それは、収入を得るためでもあるけれど、いつまでも誰かに当てにされていたい、という気持ちが根っこにあるからだろうと思っています。
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