定年後の夫婦、夫と妻の考え方の温度差、佐藤優著「還暦からの人生戦略」から

還暦

先日、図書館で「還暦からの人生戦略」(佐藤 優著)を借りて読みました。

佐藤優氏といえば、参議院議員 鈴木宗男氏が絡む汚職事件の関係者として、外務省時代に逮捕、有罪判決を受けています。外務省のラスプーチンと、鈴木宗男氏が命名したとも伝わっています。

その事件について佐藤氏は、政治的意図に沿った捜査であり適切な根拠はなかったと自著「国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて」(2005年)で主張しています。

その佐藤優氏、現在62歳。作家として活動されています。健康面では、腎臓がかなり悪く、もう少し症状がすすめば人工透析を受けなくてはいけないとのことです。

そんな彼が還暦から考える、余生の過ごし方、生活、生きがい、お金を含めについての見解を書いています。

面白いなと思ったのが、定年後の夫婦の過ごし方。

夫はこれまで自分が家庭にいなかった分、妻とできるだけ過ごそうと考えている人が多いのに比べ、妻は、子育てや家庭内の大きな役割が終わってようやく解放されたと考えていて、一人時間を優先したいと思っている。

余暇をどういうふうに過ごしたいか、夫婦間にはギャップがあるので、定年後の家庭不和を避けるためには、なるべく夫は用事を作って外出しなさい。

それは、定年後のおこづかいかせぎのアルバイトでもいいし、それがいやなら安い部屋を1つ借りて、出勤していたようにそこで過ごした方が良いともアドバイスしています。

私に夫は今いませんが、あのまま、夫婦関係を続けていたら、この部分大いに頷けただろうなあと思います。

夫に悪気はない、妻がなんで自分が家にいるだけで不満に思っているかわからない。

でもね、目の前でゴロゴロされてると嫌なんですよ(笑)。

まず掃除機がかけられない。洗濯しようとしたら洗面所を中途半端な時間に使う。物がない、と探す前から聞く。

たとえば、休みの日、後から起きてきて朝ごはんを中途半端に食べ始めるじゃないですか。

すると、「ねえねえ、バターどこだっけ?」と食卓に座ったまま聞く。それも新聞を読みながら。

こっちが洗濯物を干していようが、アイロンをかけていようが当然のように聞く。

バターが食卓に出ていないのは、アンタが遅いからだヨ!バターが出てなかったら冷蔵庫にしまってあるのに決まってんだろ!

ちょー、腹が立ちましたね、いちいちいちいち(笑)。

まあ、自分のペースを乱されることに、イラつき、それをわかってない本人にイラつき。

注意しようものなら、普段働いているんだからこれくらい許されるだろうよ、というその言い訳にさらにイラつき(笑)。

今となっては遠い過去のことですが。

全部のご家庭がそうとは限らないけれど、半分くらいはこんな感じ?

「還暦からの人生戦略」には、もっとほかに、定年後、特に男性はどう暮らしていけばいいのか、職探し、貯蓄のこと、いろいろ詰まっていました。

男性側の定年後、いわゆる年金生活になってからの理想と現実のギャップが垣間見えてなかなか面白かったです。

おまけ:今日の猫

雪にご注意を
そんな格好で言われても・・・

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