YouTubeを見ていると、年金制度についての変更や、65歳を基点として繰り上げまたは繰下げ受給について詳しく解説してくれているチャンネルが多く、たいへん参考になります。
字面で追っても全然わからないことが、動画で見るとわかりやすくなって、なるほど〜!と思うことはしばしば。
私はこれまで、65歳の受給年齢になっても、70歳まではなんとか頑張って受給年齢を繰下げて、受給額を増やすつもりでいました。
しかし、こういった動画を見ていて、あれ?本当に、70歳まで繰下げて、1.42倍の受給額を受給した方がいいのかしら、と思い始めたのです。
はい、所得税、国民健康保険料、住民税の関係ですね。
どうせ、受給額を増やしたって、大差ないと思っていたところ、意外と非課税所得とそうでない場合の年間にかかる税金、健康保険料の差、また、病気になったときに支払う高額医療費控除の額に関わってくることに改めて気がつきました。
たとえば、所得税を見た場合、年金は雑所得して扱われますが、年間158万円以下なら所得税はゼロ。
しかし、広島の場合、おひりさま世帯について、155万円を超えると住民税がかかります。
また、国民健康保険料は、年金が158万円の場合、24,859円/年。
155万円の場合、21,931円/年。
住民税は、158万円の場合、6,800円/年かかり、155万円はゼロ。
158万円と155万円の年金受給にかかる税金と健康保険料の差は、年間およそ1万円。
これに、高額医療費の上限額ですが、住民税が非課税所得であれば、月額24,600円。住民税非課税所得世帯からはずれると、月額57,600円まで引き上げられます。その差額、33,000円/月額なのでこれは大きいです。
あくまでも、計算上の話ですし、経理のプロから見るとツッコミどころ満載かもしれませんが、とりあえず、自分で調べたところ、上のようなことになりました。
元気なうちは、年間1万円くらい、月にすると800円くらいの差なのですが、高額療養費がかかる年齢になると、月々の上限額の差、33,000円。
年間155万円を12ヶ月で割ると、ひと月129,166円。
年間158万円を12ヶ月で割ると、ひと月131,666円。その差は、2,501円。
しかし、病院にお世話になる時に、自己負担の差はそれ以上。
入院時の食費の自己負担にも差があり、非課税所得世帯との差額、1食250円、3食だと750円、1ヶ月だと22,500円(30日として)。
これまで、70歳まで我慢して、繰下げ、繰下げと思っていましたが、ちょっと考えちゃう。年金額が増えた挙句、病気になった時の負担がツライので、やっぱり年金受給額少なくしてくださいってことができないからなぁ。
おまけ:今日の猫
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