なんでも持っている上司へのおせんべつ

3月。

卒業、転勤、お別れの季節であります。

直属の上司が他県へと異動が決まり、3月末でお別れです。

うちの部署は、ありていにいうなら閑職でして（笑）、これまでバリバリ営業最前線でやってきた人が、体を壊して長期休暇を経験したのち、うちの部署で心身ともに回復して、もとの現場に戻って行く人が多いです。

一昨年のボスだった人もその一人で、ただ、あまりの仕事のギャップにうちの部で大暴れし、誰も手がつけられず異動。激戦区で戦ってきた人が、ちょっと休んで、と回された部署が気に入らず、拗らせた結果でした。わたしたちから見たら、会社側はかなり配慮した人事だったと思いますが、閑職に追いやられた感がご本人にあったのでしょうか。

誰も手に負えず、1年で他県に異動され、その後任に、現在の上司がそのポストへ。

現上司は、病気をされる前からも穏やかでしたが、病気をされてから、ますます人徳が増し、非常に働きやすい環境を作ろうと努めてくださいました。

しかし、こういう人材はやはり求める部署が多く、1年で営業部へ戻ることになりました。

まさしく、暴れて都落ちした前任者とは対照的です。（職場一同、ザマーミロと思いましたね）

この上司がいなくなるのは、本当に残念で、いろいろ凹んだ時期も慰めてもらったり、職場の不平等をなくそうと、尽力してくださったり、本当に頭が下がる思いです。

ときどきは、ポケットマネーでランチや、連休で行った先のお土産、また、昨年の年末、まん延防止等措置が解けた瞬間に、少人数で行った忘年会では、多めに払ってくれるなど、昔、景気が良かった頃の上司を思い出させる人でした。

なにより、不機嫌になることなくたんたんと仕事をこなしている姿は、部下がいつも安心して仕事ができる環境づくりに大いに関係したと思います。

これまでの上司の中には、通勤途中、雨が降って濡れたとか、バスや電車の中で無礼な高校生がいたとかで、出勤してきた瞬間から不機嫌で、声をかけると怒られそうな人もいました。みんないい大人なんですけどね。

さて、その上司が、3月末でこの職場を去るにあたって、なにかこれまでのお礼の気持ちを、と思いましたが、高給取りなので、欲しいものはほぼ持っていらっしゃる。

身につけるものは、NG。あたしが差し上げて身につけられるものと言ったら、ハンカチくらいしかないでしょう。ハンカチだって、妻子持ちにお渡しするほど、あたしも厚かましくないですし´д` ;

で、まあ、いろいろ考えまして、行き着いたのが、コーヒーは毎日飲んでいらっしゃるので、スタバのギフトカードかな、と。

スタバなんかあたし自身はめったに行きませんが、ギフトカードがあれば行く、絶対（笑）。