年々怖い物がなくなってくるホラー(笑)

ドラキュラ

昨日、年と共に食の嗜好が変わってきたと書きましたが、同時に、怖いと思う対象がだんだんなくなってきたなあと思う今日この頃。

たとえば、ホラーやミステリー映画、心霊現象を扱う系のちょっと怖い番組。

子供のころは、毎年夏に放映されていた、ドラキュラやフランケンシュタインの映画を見た後は、ひとりでトイレに行けず、姉に一緒にふたりで寝る前にお互いが用を足すまで扉の前で待っていたこともありました。

その瞬間でも、扉の向こうにいる姉が居なくなっちゃってたらどうしようとか。そんなに怖いのなら見なければいいのに見ちゃう。図書館の怪奇現象を扱った本を借りてきて、その挿絵が怖くて頭から離れず、目がガンガンに冴えて寝られなかったりとか。

今でも忘れられないのが、どこかの戦場で亡くなった戦友が夢に出てくる話です。

夢の中では、どこかの沼で溺れかけている戦友が、助けを求めてその人の足をひっぱり、はっと目が覚めると足首にその指の跡がくっきり・・・というもので、その挿絵がもう怖くて怖くて。

自分の部屋に置いておくのも怖くて、玄関にわざと置いて寝たことを思い出します。

と、まあ、そういった心霊現象的なものを全然怖くなくなったのは、はていつの頃からか。

高校生の頃にはまだ、科学で解明されない怖いもの、幽霊とか魂とか、人に取り憑いたり、逆に人を助けたり、というような話を信じていた様に思います。

20代の頃は、好きな人に自分の気持ちを知られるのがめっちゃ怖かった記憶があります。

なんでだろうなあ、好きだと思う気持ちがバレると、絶対良くないことが起こると思ってたんですよね。自分に自信がなかったせいが大きいかな。恋愛上手な人は、その辺り上手にハンドリングしながら成長していったのでしょうね。

宿題をキチンと出さないと先生に叱られる、テストで悪い点を取ると親に叱られる、上司に嫌われるのが怖い、怖いものは年代によって違いましたが、たしかになにかしらありました。

今は、友達と仲違いをするようなことも起こりませんし、今の仕事で大きく失敗をしてクビということもなさそう。

怖い物がないということは、つまり、まわりに対しての気遣いも徐々に失われつつあることなのかな。

気がつかないうちに誰かを不愉快にさせていたり、傷つけてしまっていたりそんなことがあるのかな。

それこそが、今一番恐るべきホラーなのかもしれません。

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