辞めたい人を引き止めても・・・

昨日、直属のボスと外出する用事があり、昼食を一緒にとっている時に、同じチームの若い人が5月いっぱいで退職することを聞きました。

採用されて5年、年齢は30歳。

採用されて1年経った頃から、ここでのキャリアは私の将来には必要ないから早く辞めたい、この会社に長くは居ないつもり、と言い続けてきたひとなので、ああようやくという気持ち。

同じチームで仕事をしていても、気持ちが全然ついてきていないのは一目瞭然で、足並みが揃わないことが悩みの種でした。

おそらく、彼女からするともう辞めたいと思っているのに、上層部から引き止められて、来てあげているのに、どうして周りは自分の仕事ぶりに納得しないのか、という気持ちだったのでしょう。

一緒のチームで働く私たちにとっては、これくらいの仕事量はこなしてくれて当たり前、と思っていて、その温度差は決して心地よいものではなかったです。

上層部が彼女を引き止めていたのは、この会社の若い人たちの離職率が高く、親会社から、その点を改善するように言われていたからで、側から見ていて、職場での対応はかなり譲歩していたと感じました。

コロナ禍で時差出勤、在宅勤務が始まってからは、もうめちゃくちゃで、朝グループラインに、「今日は急用ができたので、在宅勤務に変更します」と言ってきた時には、さすがに上司が、「所用のため出勤ができないということは、在宅でも勤務はできないと考えます。ですので、在宅勤務ではなく、有給休暇の申請とみなします」と返信することもありました。

4月に入ってから、また退職したいと申し出たようで、さすがにこれ以上引き止められないと上層部も考えたのか、今月いっぱいで退職となったようです。

すでに、ゴールデンウイーク中の平日は有給休暇を取得していて、今月いっぱい残った有給休暇を消化する予定だとすると、あと何日も彼女と顔を合わせることはなさそうです。

いつも不機嫌で、だるそうな、全くやる気のない人と思っていましたが、辞めたいのに辞めさせてもらえない状況であったのなら、そんな態度も仕方なかったのかなと思います。

就職と恋愛は同じと言われたことがありますが、まさに、今回はいい例で、

もう嫌いになってしまった恋人と別れたいのに、周りが、まだもうちょっと付き合ってみたら、と説得して、ズルズルと付き合ってきたけど、とうとう我慢できなくなって出ていく、とう例えがぴったりでしょうか。

結局、悪いのは辞めたいという人をズルズルと、引き止めた会社だった、という顛末です。

そんなことを知らない同僚たちは、彼女の気まぐれやわがままに振り回されている、という気持ちになって、ますます溝は深まっていました。

正直、ここの会社のどの部分が嫌だったのか、ほとんど話したことがなくわかりませんが、きっと水に合う合わないはだれにでもあるので、彼女は彼女なりに思うことはあったのかもしれません。

おまけ:今日の猫

ふかふか

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