その昔、日本テレビで放映されていた番組で、徹底した節約生活をされている家庭が紹介されていました。
独身の息子さんとそのお母さんの二人暮らしで、早くにお父さんが亡くなったことで、日々節約に努め、息子さんは大学卒業後、地方公務員になられたとのことでした。
テレビ番組に取り上げられるくらいなので、その暮らしぶりはかなり徹底しておられ、冬はほとんど暖房を入れず、重ね着の上にさらに毛布を被っての生活、また、お母様は散歩がてら土手に生えている雑草を持ち帰り、それを処理して食卓に乗せる。近所の農家の方がそんなお母さんの姿に、よかったらこの余った野菜持っていって、と声をかけてありがたく頂いて帰るというような場面も放送されました。
家の中では暖房はもちろん、冷房も入れず、アイロンも使わない。
洗濯物を干す際に、できる限り叩いてシワを伸ばし、仕上げは手アイロンという徹底ぶり。
なので、光熱費と食費はとても低く抑えられていました。
驚くべきなのは、この放送があった時期は、日本中がバブルに沸いていた頃で、それゆえ、その暮らしぶりに視聴者は度肝を抜かれた感がありました。
正直、私も見ながら、そこまでする〜?と思っていました。
でも今や、さまざまな節約方法がネットには溢れ、断捨離の本が売れ、物を持たない生活、また世界中でエネルギーの消費をできるだけ抑えましょうというトレンドになっています。
このご家庭はある意味、時代を先取りされてたと言えます。
そうして節約したお金で、何がしたいんですか?と聞かれたお母さんは、「海外旅行」とにっこり笑って答えられていました。
目的のために節約をする、とても理に適った考え方であったと思います。
さて、その番組の中で、食べられる雑草として、たんぽぽ、よもぎ、つくしなどをこれも食べられる、あれも、あ、こっちにも、と言いながら、ひょいひょいと摘みながら、散歩を楽しまれていた姿が今でも思い出されます。
節約といいながら、楽しそうだなあと。
YouTubeで学べるよ!
そんなことを思っていたせいか、YouTubeで、文字通り雑草を土手で摘んで食べているひとの動画が、オススメに上がってきました(笑)。
ご自分で「野食ハンター」と名乗っておられるだけあって、本当に詳しい。
川土手に生えている野生のレタスにホテイチクという河川敷で見かける野生のタケノコ。
ええ〜、こんなところに生えているの?とビックリ。
思わず、河川敷歩いてみようかと思いました(笑)。
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