昨年2月以降に始まった、新型コロナウイルス禍。
不要不急の外出自粛、企業によっては自宅からのリモートワーク推奨などで在宅時間が増えたため、自宅の環境を整えることに目覚めた方は多いと思います。
ご多分に漏れず、私もその一人で、家の片付けに着手しました。
片付けたつもりで物が増えていく不思議
嫁入りで持っていったタンスは一部、元夫の家に置いていってあげたし、(まあ、捨てて来たんですけどね、要らないから)ほぼほぼ、身の回りのものだけだったはず。
雑然としているのは、ちゃんとものが分類されていないからと思い、収納を買い足しました。
家の中が片づいておられる方は、スクリーンの向こうで
「そこが間違いなんだよっ!」
と一斉にツッコまれているとお察しします。
そうです、この収納棚や収納ボックスがさらに部屋の中を汚す元なのです。
YouTube動画を見まくった
YouTubeを見始めたところ、お片付けアドバイザーの方達の動画が次から次へと上がって来ました。
そこで気づいたのが、収納を増やす=片付け、ではないということ。
収納ボックスがひとつ増えることで、その分、空間が狭くなるわけで、片付けるつもりが、実際は、物の置き場所は少なくなる。
片付け上手な人は、すでにそれは感覚でわかっていて、私のように片付けが苦手な人は収納さえあれば部屋が片付くと勘違いしている。
60手前にしてようやく気がついたわ!
まずは物を捨てろ!
お片付けアドバイザーの方が、手入れに入ったご家庭でまず悩まれるのが、その家人が物を捨てられないこと。
特にテレビ番組で取材が入ったご家庭などは、差し迫った状況なのに、まだ捨てたくないとかおっしゃる。
こっち側から見ると、まじで!?はよ、捨てなさい!と絶叫しているのにもかかわらず、当の本人たちは「でもねえ」とかのんびり言っている。
しかし、自分だって量の違いはあれ、同じことをしているわけで。
分別がめんどくさい、もしかしたらまた使うかも、買った時高かった、思い出の品だからetc.。
お片付けアドバイザーを悩ませている人たちと同じ理由で、物を減らせていないじゃないの。
ああ、耳が痛い。
捨てて後悔したものは今のところなし
昨年の今頃、ゴールデンウイークを挟んだ長期休暇中、処分しまくりました。
・本 およそ200冊をブックオフへ持ち込み
⇨1500円ほどになった。帰りにケーキセットを食べて帰った。
・不用品をメルカリで売った
・空いた本棚、ごみ収集場へ持ち込んだ
⇨いちばん手っ取り早かった。
・Windows XPのパソコン
⇨お金を払って処分した😭。(なんでもっと早くに処分しなかったのか)
物の住所を決めてあげる
物がないってこんなに楽なの!?を実感しています。
片付けに追われないってことなんですね。
片付けが天才的に上手い人がいるんですけど、その人が常々、
「物の住所を決めてあげる」
と言います。
住所が決まっていて、戻る場所がわかっていたら部屋が雑然とする理由がないと。
物の住所をいちいち決めるなんて、面倒くさい事を、と思ってましたが、全然そういう事じゃない。
適正な量の物であったら、ものの住所は困らない、物が多すぎるから住所が決まらない。
なるほど、我が家は物密度が高過ぎた。自分が気がついていなかっただけ。
物を増やすときは吟味してかかる
勢いで物を処分したものの、やはりその過程では痛みが伴いました。
お金を出して買ったのに、ほとんど使用していない物を処分するたび、自分の判断のまずさを都度突きつけられました。
あの痛みを今後味合わないように、物を増やすときは十分吟味して買う、もし万一、それが私の生活にふさわしくない物とわかったら、早めに手放す。
そのほうが物にとっても、幸せなはず。
遅きに失した感はありますが、とりあえず、終活には間に合ったようです。
0 コメント