10代はいろいろやらかしても、周りが笑って(苦笑い?)して許してくれました。
自分の中ではすっかりなかったことになっているあれやこれや、何かの拍子で思い出し、赤面する出来事。それもこれも自分の思い出し方次第では、忘れえぬ思い出となります。
恥ずかしすぎて忘れようにも忘れられないとも言います。
さて、その白だか黒だかわからない、私の過去のアイドルたちについて紐といてみます。
夕方現れるヒーローたち
初恋の人は、エドガー・ポーツネル(名作漫画「ポーの一族」のメインキャラクター)と4月23日のエントリーに書きました。
その後、私の憧れの人は時系列で次のように変遷します。(リンク先はウィキペディア)
・村野武範
・小野寺昭
・ナポレオン・ソロのイリヤ・クリアキン(デビッド・マッカラム)
・神田正輝
etc.
もしかしたら、もっとあったかも知れませんが思い出せるのがこれくらい。
共通点は、月曜日から金曜日、夕方4時から再放送されていたドラマの登場人物を演じた人たちです。
村野武範は、青春ドラマ「飛び出せ!青春」の熱血教師役で、青い三角定規の主題歌「太陽がくれた季節」も大ヒットしました。
神田正輝は、やはり青春ドラマ、中村雅俊と共演した「ゆうひが丘の総理大臣」や「太陽にほえろ!」の再放送に出演していました。
小野寺昭は「太陽にほえろ!」の殿下役。若いおねえさんたちもキャーキャー言っていたそうですから、今でいう草食系インテリっぽい感じが受けていたと思います。
小野寺昭友の会というファンクラブに少ないお小遣いから会費を捻出して、入会していました。
エドガーから始まって、ほぼ1年周期で私のヒーローたちは変遷していきました。
Wikipediaでお年を見たら、みなさん、70歳を超えてらっしゃる!
あ、エドガーはだいたい400歳を超えるあたりです。
深夜ラジオが勉強のお供
やがて、高校受験を目前に、深夜まで勉強するお供は、ラジオになりました。
ながら族、という言葉が流行っていました。
勉強の傍、ラジオを聞き夜更かししていると、深夜まで勉強していた気になるという若気の至りです。
ラジオ番組にリクエスト葉書を書いたり、ラジカセに番組を録音したり、毎晩大変忙しく、勉強する時間はあまりありませんでした。
当時のオールナイトニッポンのパーソナリティは、
・笑福亭鶴光
・中島みゆき
・タモリ
・つボイノリオ
・松山千春
・所ジョージ
この時代を聞いていました。
フォークソングでも歌謡曲でもないニューミュージック
ヤマハポピュラーソングコンテスト、略してポプコン。
アマチュアバンドやシンガーがプロ登竜門としてこぞって出演したコンテストでした。
ポプコンをきっかけにデビューしたシンガーやバンドは、自分で作詞作曲し、自ら歌うというこれまでにないスタイルで、またフォークソングとは違ってエレクトロニクス楽器を使用した洗練された曲調であったため、ニューミュージックと呼ばれました。
ラジオ番組のパーソナリティを努めるニューミュージックの旗手も多かったので、自然とその音楽に馴染んでいきます。
さて、オフコース(Off Course)にのめり込む時代の到来です(笑)!
一緒にワイワイする仲間を見つけた
夕方のヒーローたちと違って、オフコースをテレビ番組で見ることはありません。
当時、ニューミュージックの人たちは、テレビ局の歌番組に出ることを拒否していました。
一種のブームというかその当時の信念だったと思いますが、出演拒否をしていたのは、中島みゆき、山下達郎、松山千春、尾崎豊etc.
オフコースも同じように、テレビ番組に出ることより、コンサート活動とレコーディングをメインとしていました。
小野寺昭友の会以来、何年かぶりに、オフコースのファンクラブへ入会し、そこで文通相手を募ったことで、一緒にワイワイする仲間を見つけました。
スマホが普及する以前、同じ趣味を持つ人と知り合いになろうとしたら、ファンクラブの会報でペンパル、文通相手を探すしか方法がありませんでした。
今は、ちょっと無理でしょうね(笑)
この時期の思い出こそ、見る人から見ると黒歴史、私の中では超楽しかった白歴史、いやいやピンクの薔薇色歴史です。
文通、というのんびりした手段でのやりとりだったせいもあり、かわす手紙の数は徐々に減って、現在繋がっている人は残念ながらいませんが、今こうして思い返すだけでも、心から楽しかったと思える時間でした。
おまけ
オフコースファンクラブの会報は、年4回送られてきていて、ブックレットになっていました。紙質、デザイン、オフコースのメンバーのコラムなど、どれも洗練されていて届くのが楽しみでした。
Googleさんで調べたら、ヤフオクで1冊結構なお値段で取引されているのですね〜
あの会報たち、私より数年遅れてファンになったいとこにあげちゃったんですよね。
生写真も100枚以上あったけどそれと一緒に。
楽屋裏で出待ちして、メンバーを無遠慮にパチパチ撮ったり、今思うと大変失礼いたしました。
おまけに、お互いの生写真ファン同士で堂々と交換したりして。
このあたりは、まちがいなく黒歴史。関係者のみなさま、全然見てないと思いますが、その節は大変申し訳ございませんでした。
しかし、おかげさまで、大変充実した青春を送らせていただきました!
謹んで、エドガーをはじめとするみなさまに、お礼を申し上げます。
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