鈍感力と忘れる力を育てたが勝ち/不機嫌おばぁにならないために

おばあさん
先だって、若い人にイラッと来て、思わず注意をしてしまった私ですが、そんなことどうでも良かったのかな、と思うことがありました。

また少し、年を取った、大人になれたかも(笑)

人のことは気にしない、気になったことがあっても忘れられるほうが、きっと幸せに過ごせる。

フラワーアレンジメントをやめた叔母

78歳の叔母は20年近く趣味でフラワーアレンジメント教室に通っていました。

先日、叔母を訪ねた時、いつも玄関に置いてあるフラワーアレンジメントがなく、コロナの影響で教室がお休みなの?と聞いたら、通うのをやめたとのこと。

「この歳で他人に気を使うのがいやんなっちゃってねえ」と言います。

事情を聞いてみたところ・・・。

新型コロナウイルス感染症の影響で、しばらくお休みだった教室が、再開になって行ってみたら、若い60歳くらいの人が入ってきていた。(メンバー平均70歳を超えているので、アラカンは若輩に分類されます!)

叔母と同じくらい長く来ているマダムが、新人さんを気に入らなかったらしく、無視をしていたが、自分は別にどうとも思わなかったので、普通に話していたところ、とばっちりが自分へも来た。

教室が終わって、恒例の雑談の場で、叔母と新人さんはマダムから徹底無視された(らしい)。

フラワーアレンジメント自体は、左手のリウマチがあっても楽しく学んでいたが、もう、そういった人間関係に気を使うのはいいかな、と思って「リウマチが痛いのでやめます」と言ってさっさと辞めて帰ったとのこと。

これまで、マダムはものをはっきり言うひとではあったが、気に入らなければ、直接それはやめて、とか、こういうふうにしてほしい、と当人に伝えていたそうで。

「あのひとも年取っちゃったのかしらね」とは叔母の言葉。

認知症だった父を思い出す

亡くなる数年前、父は認知症を患いました。

記憶力、判断力の低下、せん妄が見られ、散歩に出て家に戻れなくなったこともありました。

同敷地内に住む姉夫婦が、主に面倒を見てくれていたある日、父と私は花見に誘われました。

車ででかけ、花見の名所にもう少しで着くという時、父が不機嫌になりはじめ、混んでいる駐車場にようやく1台止まれる場所を見つけた時、唐突に、「帰る」と言い出しました。

せっかく来たのだから桜を見て帰ろうと言うと、お前たちだけで行け、自分は車に残ると言い張ります。

今思うと、認知症が進み、せん妄に近いなにか、私達が父を疎ましく思っているとか、迷惑に感じていると、思い違いをしたのでしょう。

物忘れや理解力が落ちているなとは感じていましたが、認知症にそういう思い込み、という症状があるとは知らず、姉夫婦と私は父が気まぐれで機嫌を損ねている、なんてわがままなと苛立たしい思いでした。

もしかしたら、マダムもなにかそれに近い理不尽な怒りを、新人さんと叔母に感じたのでは、とふと思いました。

機嫌よく年を取るためのトレーニング

認知症は、いわゆるボケている状態と、正気に戻る状態が交互に訪れます。

ずっとボケている状態ならまだしも、正気に戻った時、自分が罪のない人を傷つけたり、失言したことを思い出すといたたまれない思いがします。

とくに、それが身内に対してであれば。

父の晩年を思うと、私も同様な振る舞いをする可能性もあり、怖いなと思います。

人に嫌な思いをさせて、あとで自分が落ち込まないようにするために、自分と違う意見があっても、気にしない、気になってもすぐに忘れる力を育てたい(笑)。

それにはまず、自分が嫌な気分に普段からならないこと。

嫌だなと思ったら退却する。

引きずらない。

もし、叔母のように人の怒りを買ったら、その場を離れて、別のことを探す。

怒りってその人自身で解決するしかないですもんね。

自分が怒りを撒き散らし、不機嫌おばぁにならないよう、日々トレーニングに励み、ますます楽しい毎日を過ごしたいと思います(笑)!

最後まで読んで頂きありがとうございます(*^^*)

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