おひとりさまの老後も捨てたもんじゃない♪

ひとりが意外と楽だったりして、という心境にいたるまで、ごまかしごまかし10年くらいはかかりました。

もともと仲が悪いとか、耐えられない不満があるとか、問題がくすぶっている夫婦関係だったら、離婚に至る前に、すくなくとも何年かは決心する期間がありますよね。

私にとっては、一方的な宣告でしたから、なんでこんなことに?という気持ちから立ち直るのに、時間がかかりました。

それでも、時間が経って、離婚調停が決着すると、ともかく住んでいる家から退去しなくてはいけません。

猫を連れての賃貸は、私の収入では到底無理。実家に戻りました。

そして、調停で決まった慰謝料が振り込まれるとそれは、前回書いたように、郵便局の個人年金と養老保険へそのまま積み立てました。

そうしないと、なんとなく使ってしまいそうで怖かったのです。

とはいえ、芸能人のように、一生遊んで暮らせるほどの慰謝料額でもなく、アタシの10年ちょっとの結婚生活が、こんなもんよ、チーン!と宣告されたようで、厳しいなあと感じました。

でも、一応、税金がかからない不労所得ですから(笑)、慰謝料分を自分のサラリーで貯金することを考えると、そのあたりは良しとしないといけないかな。

不安だったのは、自分の老後にかかる費用

離婚したときが40代そこそこで、今後自分がどんな生活をするのか見当がつかなかったときは、本当に不安しかなかったです。
結婚当時は、家のローンに、車の維持費に、二人分の生活費に、とそれなりの生活コストはかかっていました。
オットだった人は、お酒も飲むし、車にお金を掛けたい人。そして、飲み会に誘われると全参加。お金の貯められない人でした。
そんな生活が身についていたから、一人になって、収入が減るのにやっていけるのかしら、と不安になったのです。生活のサイズが、入ってくるものより大きかったんですね。

それが、自分ひとりと猫1匹の生活になって、(病気の猫は引っ越す前に、元の家でお星さまになりました★)時々、旅行に行ったり習い事をしたりしましたが、デフレの時代なのもあり、振り返ってみると、生活のサイズは小さくなっていました。

それでも、夫と私の収入があったころ、余裕があると感じたときがなく、それをずっとひきづっていて、節約しなくちゃと常に心掛けていたように思います。

そして、気がついたら、個人年金の満期を迎え、養老保険の満期を迎え、離婚した直後に預けた、外資保険が満期を迎え(笑)
なんだか、うちの積み立て型の貯蓄って、今全否定されている商品ばっかりですねw
でも、別れた当時の利率は、まあまあな方だったんですよ。
インデックス株式よりは利率は悪いけど、元本保証なので。

あのままのほうが怖かったと思う今

オットだった人とあのまま添い遂げていたら、おそらく、老後はかなり苦労しただろうなと想像します。
自分一人になったら、生活のダウンサイズは難なくできたけど、(ものを買わなくてもなんのストレスもなかったです)あのまま、元オットと暮らしていたら、車の買い替えだとか、友人の付き合いだとか、その他もろもろで、いつまでたっても老後のたくわえができなくて、不安になっていたのじゃないかしら。
当時私は、自分のやり繰りが下手だと思っていたけど、一緒に生活している人の好みを無視することはできないので、それにある程度沿っていたら、自分の希望通りに、特にお金はひとりだけの采配はできないんですよね。たとえ家計を預かっていたとしても。

一人になってそれがわかったのと、慰謝料分をそっくり貯金できたこと、それから、仕事をずっと続けたおかげで、厚生年金部分が増え、持ち家だったら何とかなりそうな金額が受給できそうという確証が持てたこと。それらが、老後生活へ向かう安心感になっています。

精神的な支えはなくなったけど、生活の基盤ができたから、その分心配が減って、ありがたいことに姉夫婦がすぐそばに住んでいて、相談できる先があるし、そこそこ一緒に遊んでくれる友達も居て。

だから、私は今、おひとりさまの老後は捨てたもんじゃないね、と思えるようになりました。

ここまで来るのに十数年かかりましたが、キリギリスのまま冬の季節を迎えるのは避けられたかな(笑)

おまけ:今日の猫

見返り猫

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